本展覧会では、「明治日本の産業革命遺産」の構成資産であり、共に有明海の自然に向き合った「三池炭鉱・三池港」、「三重津海軍所跡」に関する資料を多数展示します。
◆「明治日本の産業革命遺産」
19世紀半ばから20世紀の初頭にかけて、製鉄、製鋼、造船、石炭産業という重工業分野において急速な産業化を進め、日本を世界の経済大国に押し上げた過程を紹介します。
◆三池港
潮の干満差が激しい有明海において、水位を一定に保つ船渠を備えた三池港を築港することにより大型船の停泊を可能にし、三池炭鉱は大きな発展を遂げました。
ここでは三池炭鉱・三池港に関して残されている絵図や古写真などを紹介します。
◆三重津海軍所跡
三重津海軍所は有明海の干満差を利用して船の出入りを行いドライドックを日本の伝統的技術で建設し、船の修繕や建造を行いました。
ここでは三重津海軍所跡からの出土遺物などで三重津海軍所跡を紹介します。